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[対談] 株式会社シーレ
白岩社長 × 播戸竜二

2017.05.18 UP


 

サッカーは子供を大人にし、大人を紳士にする

播戸「全然話は変わるんですけど、僕はサッカーとビジネスで通じる部分があると思うのですが、どう思われますか」

白岩「二つとも協調性が大事な要素ですね。また、サッカーをやっている人間は機転がきく印象があります。ボールも人も動いているなかで状況判断が求められるスポーツですからね。あとは、個人的には趣味として共通言語になりますので、マネジメントがやりやすいという側面があります。だから、サッカー経験者を入社させたいんです」

播戸「ちなみに仕事の進め方に、サッカーのポジションごとの特徴ってあるのですか」

白岩「ありますよ。フォワードは攻めたがるし、ディフェンスは守りたがります。それと、GKはマイペースというか…サッカーをプレーしている時と全く同じなんです(笑)。戦略を立てる上でも、特別にサッカーを意識しているわけではないのですが、攻める時は徹底的に攻めて、守るときは徹底的に守る。そういう攻守の切り替えは常に考えていますね。サッカーの経験は確実に経営に生きています」

播戸「他に経営で大事にされていることは?」

白岩「結局は『人』なんじゃないかと思いますね。そういう大事な部分をサッカーで育んでもらえたらと思っています」

播戸「確かに『サッカーは子供を大人にし、大人を紳士にする』と言いますしね。18歳の頃、この言葉を聞いて全然理解できなかなかったけど、今となってはよくわかります。紳士であることは、人間として大事ですしね」

白岩「大事ですよ、非常に。播さんを見ても絶対に『人を騙す人間だな』とは思わないです。一目見て信頼できる。だから、一緒にビジネスを実現しやすい」

僕が若い人の道をつくるから、全力でサッカーを楽しめ!

播戸「『引退後にスタートダッシュを切れるよう準備しておくべき』というさっきの言葉と矛盾しているように聞こえるかもしれないですが、僕は若いうちは将来ばかり心配せずに、目の前のサッカーを、目の前の遊びを、全力で楽しんで欲しいという気持ちがあるんです。やっぱり、サッカーは騙し合い的な側面もある。だから遊び心も必要なんです(笑)」

白岩「そういう遊び心だとか、地頭みたいなものはサッカーでもビジネスでも重要ですよね」

播戸「その代わりに僕が若手が安心して歩める道をつくっていきたい。そのためにもサッカーを通じて、社会との交流の場を積極的につくっていきたいんです。今回のような対談を通して、情報発信を続けたいですね。サッカー界には恩返しをしたい気持ちでいっぱいです」

白岩「私もそのお手伝いを是非やりたいです! 」

播戸「じゃ、話は大きくなりなりますが、僕は将来サッカー界をよくしていきたいんです。これからも、宜しくお願い致します。本日はありがとうございました!」

白岩「こちらこそ、ありがとうございました!」


ライター:上野直彦  カメラマン:高須力

プロフィール

播戸竜二

1979年8月2日生まれ
1998年ガンバ大阪に入団
2000年コンサドーレ札幌に移籍
2002年ヴィッセル神戸に移籍
2006年ガンバ大阪に復帰
2010年セレッソ大阪に移籍
2011年3月9日にMR12を設立
2013年の夏にサガン鳥栖に移籍
2015年から大宮アルディージャに移籍

今年プロ20年目の若手ストライカー
サッカーとビジネスに日々全力な37歳

白岩 克也/シライワ カツヤ

株式会社シーレ代表取締役。

明海大学不動産学部不動産学科卒業、不動産学士を取得し土地活用最大手の大和ハウス工業株式会社に入社。流通店舗事業に携わる。

地主様に対する土地活用の提案をメインとして不動産業に従事。

その後賃貸、地上げ、マンション販売、仕入れの業務に携わったのち、宅地建物取引主任者を取得し株式会社シーレを創業、代表取締役に就任。

その活動は国内にとどまらず、台湾、香港を中心とした海外に拠点を立ち上げるなど、グローバルな時代をリードしながら
「お客様にとっての最高の価値提供」のために日々奔走している

 

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