夢、ビジョン、未来へ

播戸「アスリートのセカンドキャリアについて、どう思われますか？」

綱藤「営業とアスリートは似ていますよね。資格等はなく、結果がすべてなところが。だから、営業はいい仕事だと思っています」

木村「難しいことを承知でいいますが、やっぱりサッカーと同じくらい情熱を燃やせるものを見つけられるかが鍵になる気がします。まずは一心不乱に何かをやってみる。小さい集団でもいいので、そこで一番になると自信がつく。するとセカンドキャリアに繋がっていくのではないでしょうか」

松井「そういうサッカーと同じくらい情熱を傾けられるものを探していきたいですね」

木村「そのためにはいろんな場所に顔を出して、様々な経験を積むしかないんです。逆に播戸さんは、セカンドキャリアをどうお考えですか？」

播戸「僕はこうやってサッカー界以外の人と会って色々なお話を聞かせて頂いたり、聞いて頂いたりする時間がとても好きですし、こういった機会に恵まれていると思います。そのおかげで少しずつですが、将来のビジョンについても想像は出来るんですけど。殆どのサッカー選手はこういう機会もなくて、おそらく想像もできていない人も多いと思います。だからこそ、こういう機会を作っていけたらなと思っています。この対談や情報発信をしているのも、それが目的の一つでもありますね」

松井「本当にこういう機会を作ってもらって勉強になります。お二人の今後のビジョンは何でしょうか？」

木村「やっぱり会社を大きくしたいですね。既存の事業を伸ばしつつ、いくつかは失敗も覚悟で新規事業を作って、潰れない会社作りをできればと」

綱藤「方向性は木村と同じですけど、新しい会社なので、新しいこともどんどんしたいですね。例えば、僕は、２０代後半から１０年くらい死ぬほど働いて、最近ようやく落ち着いて、自由な時間を持てるようになりました。そこでお金がすべてじゃないんだと、人生の満足度が上がった実感もあるんです。なので、従業員の希望があるなら、休みを多くとる働き方とかも認めて応援していきたいなと」

播戸「そういう価値観って人それぞれですよね。サッカー選手も中国に行って孫の代まで働かなくてもいいくらい稼ぐ選手もいれば、そういうオファーを蹴ってチャンピオンズリーグで戦うことを望む選手もいます。多様性を認めないといけないですよね」

最後に

松井「今日は勉強になりました。ありがとうございました！最近、こうやってサッカー以外の世界の人のお話を聞くのが本当に面白くて。移動の車とかでも、播戸さんと二人で議論するのも本当に勉強になります」

播戸「こうやって他のサッカー選手たちも、外の世界に興味を持ち始めてくれると嬉しいですね」

木村「確かにそうですね。僕らもいつも新しい出会いには感謝しています」

播戸「本日は長い時間ありがとうございました！ 勉強になりました」

綱藤「こちらこそ、ありがとうございました！」

木村「本当にありがとうございました！」

 

 

ライター：上野直彦　　カメラマン：高須力

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